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森の人

あいつは見つめている

好奇の目にさらされ

さして動じることもなく

それを受け止め

ただじっと 


あいつは思考する


より深く より着実に拾い集める

この世の真理を


外の世界は

あいつの無限にひろがる思考の居場所

完全なる捕らわれでありながら 

あいつの意識を制限するものは何もない


捕らわれの森の人


あいつの黒い瞳は 

すべてを受け入れ 把握して

この現実を超越したところにあって 

哀れみと慈悲をもって

おれたちを見つめている


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テーマ : 詩・ポエム - ジャンル : 小説・文学

獣のように


涼しげな瞳の奥に封じた牙を

優しい微笑の裏に隠した毒を

ポケットの奥深くに落としたナイフのような爪を

慈愛に満ちた心の奥底に眠らせた獣を


心の深淵に鎮めたままには生きられない


人は 獣

猛々しく吼え 獰猛に牙をむく獣の本能に支配される

感情さえも支配されている

そう感じないか


人はみな 獣

腹の中で荒れ狂う 

憎しみに満ちた獣の激情を抑えつけ ひた隠して生きている


人はみな 望む

獣のように生きられたら


しなやかに躍動する筋肉と 

研ぎ澄まされた感覚と

野生の瞳の鋭さを失わず 生きられたら


秘めた本性を解き放ち あるがままの姿で生きられたら


たとえ 牙を抜かれ 爪を切られ

自由を奪われたとしても 

その誇りは奪われず

その魂の切れ味は害(そこな)われず


最後の最後まで 遠い故郷の風を胸に抱き

絶対に飼いならされない 

獣のように 生きられたら


獣であるがゆえに








テーマ : 自作詩 - ジャンル : 小説・文学

極寒の愛

ペンギンは立ちはだかる

凶悪なブリザードの前に


ペンギンは立ちはだかる

貪欲な海の前に


彼らの住まう氷を 年々削る海の前に立ちはだかる

死んでもその土地に居座る

意地のようにも見える


彼らは 軟弱な精神など持ち合わせてはいない

彼らは クラックに落ちた仲間を見た

海獣の牙が 仲間の血が染めた赤い海を見た


彼らは極寒の生を知る

苦痛を 飢えを 恐れを 知る

それらを乗り越える術を知る


ペンギンは立ちはだかる

極寒の最果てに息づく あらゆる脅威の前に


立ち尽くし

はるかな日没を見つめる目は 今を嘆いてはいない

彼らは 子や孫たちの生きる世を 憂いているのだ






テーマ : 詩・ポエム - ジャンル : 小説・文学

遠吠え

寂しさはこころを壊す
こころを狂わせるらしい

哀しいほど冷たい声
せつないほど透き通った声は

こころを凍らせる
こころの源のようにもきこえる

だから誰も近づくことができない

「ぼくは何をすればいい?」

テーマ : 詩・ポエム - ジャンル : 小説・文学

生き物

カーテンが揺れる

薄暗い部屋

青白いライトに

眺めていたい


想像の生き物

もっとも現実離れした

もっとも遠い存在


私はこの部屋で シンプルに飾った水槽の中

神秘的な まるで伝説の生き物を

いつまでも 眺める


私の手の中の

まるで 伝説の生き物を


テーマ : - ジャンル : 小説・文学

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