プロフィール

はきたろう

Author:はきたろう
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

フリーエリア

blogram投票ボタン

フリーエリア

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード

QRコード

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

砂の城



誰かが歌う

低く響く歌声が

この胸をかき乱すほどに 


砂の城を 波が削り取っていくように

少しづつ この悲しみも海へと解けていくのだろうか


どんなに遠く離れても 何も変わらないと信じていたけれど

ずっと悲しみ続けることはできないのだろう



誰かが歌う

囁く歌声が 

この胸を突き刺すほどに


ためらいのない弦の和音が記憶を呼び醒ますたび

封じた欠片が消えて行くことを思い知る


どんなに時が流れても 何一つ変わりはしないと信じてきたけれど

ずっとその温度を抱き続けることなどできはしない

やわらかな手の感触や まなざしや 声を



誰かが歌う

透明な歌声が

この胸を撃ちぬくほどに


地の底からの声に魅入られ

すべてに突き放されていく


生きることと罪を重ねることは違うと あなたは言ったけれど

もう その違いもわからない


あれから地を這い 闇をさまよい

鉛のような時をかさねてきたのに 

それ以上 遠く離れていく


いつかこの旅の果てに あの約束の川を渡るときまで

あなたは待っていてくれるだろうか



誰かが歌う

温かな歌声が

この胸を滅ぼすほどに


涙は枯れてしまっても この胸に残る追慕は 

焼きつけられた烙印のように 永遠に消えはしないと思っていたけれど


ひとり行ってしまうあなたを

波にさらわれる砂の城を 傍らで見送ることしかできないおれは

全てを奪われてしまうのだろう









スポンサーサイト

テーマ : 詩・ポエム - ジャンル : 小説・文学

<< マイ・ハート | ホーム | 羽化と擬態 >>


コメント

ちょうど夢ねこも【砂の城】いうタイトルで詩を書いたところで。。。何となくシンクローーっ!!(^^)

夢ねこが書く詩は。。まさしく夢の。。空想の世界ですが。。。はきたろうさんのお書きになる詩は【生身の人間】の息づかいが感じられます。

いつもながらその深さに感心させられます。

楽しみました♪

ありがとうございます♪。。。v-238

>夢ねこ★さん

 いつもありがとうございます。
 夢ねこ★さんも同じ題で詩を書いていたとは…
 ほんとシンクロですね。
 同時期に同じタイトルの詩
 これってすごい確立じゃないですか?
 
 読みたいです。
 また、お邪魔しに行きます。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

 BLOG TOP 


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。